はじめに
これは、鈴鹿高専 Advent Calendar 2022 8日目の記事です。
デスマーチ
みなさんはデスマーチをしたことがありますか?筆者はこの記事を書いている現在、デスマーチをしています。
デスマーチとは
デスマーチ (death march) とは、プロジェクトにおいて過酷な労働状況をいう。本来は、コンピュータプログラマのアンドリュー・ケーニッヒ(英語版)によって1995年に示された、コンピュータシステムのアンチパターンのうち、プロジェクトマネジメント上の問題点の1つとして示した言葉である。日本語では、しばしば「デスマ」と略される。1
どうやらアンチパターンらしいです。それもそうか。
私のデスマ歴
私は高専に進学して今年で3年で、開発は二年の時からしています。
これまでに5つのプロダクトに参加していて、その全てでデスマーチを歩んでいます。デスマーチのプロってわけですね(笑)
私の主張
前提として、工数把握漏れによるデスマは考慮しません。それはあなたが悪いです。懺悔してください。
デスマのプロであるわたしの主張は「仕方のないデスマは楽しんだ方がいい。」というものです。
こう主張する理由として、私の好きな漫画である「僕のヒーローアカデミア2」のセリフを引用するならば、「Plus Ultra」というセリフがあります。 これは現スペイン国のモットーであり、ラテン語訳で「もっと先へ、もっと向こうへ」という意味を持ちます。
私は、極限まで追い込まれたデスマーチのときこそ成長できると思っています。
もちろん、期日が迫っている開発や、焦りが生じている開発ほど心理的体験が良くないものはないでしょう。
だからこそ楽しむのです。「おいおい、まいったぜ」ぐらいの気持ちで良いのです。
かつて私がアメリカにいたとき、学校前に毎日父に言われたことです、「Enjoy.」と。
火事場の馬鹿力ということわざがある程に、人は窮地になるほど力を発揮できます。その環境を少しでも楽しめる人が、成長できるのではないかなと私は思うのです。
結局デスマって良いの?
良いわけがありません(は?)。 やらないに越したことはありません。
デスマしているときは生活リズムが崩壊します。これは楽しんでいてもいなくてもです。諦めてください。あなたは人間にはなれません。
また、そのデスマがいわゆる楽しくないデスマなのだとしたら、その期間中は精神がひどく廃れます。 廃れるだけなら良いのですが、時に自分の周りの友人関係が壊れてしまうこともあるでしょう。
前提として、人に迷惑をかけてはいけません。人として常識です。
まとめ
この記事を書こうとした発端が、私の通っている学校の進路説明会のようなもので聞いた話がきっかけです。
今私は三年生なのですが、私の学校では四年生のときに複数名のクラスメイトでチームを組み、なにか作品を作るというものがあります。
そこで多くの人がデスマを経験して技術や開発が嫌いになるという話を聞いて私の思想に合わないなぁと感じたので執筆しました。
もちろん意見は十人十色だとは思いますが、若いうちにしかデスマはできないとOBの方にも言われたので、今のうちにいっぱいデスマしておきたいなと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
Footnotes
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↩『僕のヒーローアカデミア』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト『僕のヒーローアカデミア』|超常能力〝個性〟を悪用する者を取り締まる「ヒーロー」は皆の憧れの存在。主人公・緑谷出久も「ヒーロー」を夢見る少年だったのだが...!?https://www.shonenjump.com/j/rensai/myhero.html『僕のヒーローアカデミア』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト『僕のヒーローアカデミア』|超常能力〝個性〟を悪用する者を取り締まる「ヒーロー」は皆の憧れの存在。主人公・緑谷出久も「ヒーロー」を夢見る少年だったのだが...!?https://www.shonenjump.com/j/rensai/myhero.html